時のまにまに漂いたいの ぼんやり眺めてたいの 風速0メーターの あなたの上に浮いていたいの 単純な存在よ 音も匂いも何もしないわ あなたに浮くだけ 私かよわき透明人間 あなたには感謝してる 風の中で拾ってくれた そう私あの日の風船 割れるまで優しく浮かべてくれた 風のまにまにあなたの上で 人間の感情宿り 唯々ヘリウムガスの 私は愛を浮かべてたいの サボテンの針に触れ ある日割れてしまった後は 透けては漂う 今やかよわき透明人間 空中で見守ってる たまに上を向いて笑って あなたには見えないけど いつまでも近くに浮いてるからね みんなきっと 知らず知らず ひとりじゃない あなたには感謝してる 風の中で拾ってくれた そう私あの日の風船 壊れるまでそばに浮かんだ 透きとおる姿になった今もなお あなたのちょっと上で 永遠に見守ってるわ