旅立ちの夜心待ちにしていた僕 これまでの日々思い出している くだらない言葉のやり取りや どうしようもなく自堕落な事 喜怒も哀楽も綯い交ぜにして 僕を乗せて 今全ては風を纏う ねぇ明日は何処にいるの 暖かい喜びの中ではないかもね 其れでも行くのかい 心はもう決まっていたの いつの日か忘れてしまうだろう こんな決断があったこと 自分で選んだものなのか 分からなくなったこと その流れに逆らえず 身を任した先にあったもの 今も伴って生きる 過ぎて行く見知った家や 公園や学校やビル すごい速さでどんどんと 遠ざかっていく トンネルが全てを隠したら 頬を伝っていた涙 泣いていた事に気づく ねぇ本当は もっと上手くやれたろう 頭の中駆け巡る声 その通りなんだ ずっと前から 分かっていたことだよ いつの日も迷い続けるだろう どんな決断であったとしても いつまでたっても思い悩む日々 過ごすことだろう それでもその先に光が あると思いたいから 抱えながら伴って進む 選んだ全てのことが 重なり集まって出来たのが ここに居る自分自身 どうしようもなく今の 自分を表してくれる ここに至ってようやく 分かったんだ 今はただ泣きたい気分なんだ まだ光と共にある生きていく 喜び忘れないでいたい すぐそこにあるのことの価値を 知って生きていたいんだ 凪いでいて何も変わらないものに ホッとしていたいんだ いつの日もいつの時も 今この瞬間も何もかも いつの日か忘れてしまうだろう こんな決断があったこと 自分で選んだものなのか 分からなくなったこと その流れに逆らえず 身を任した先にあったもの 今も伴って生きる 明日は何処にいるの 暖かい喜びの中ではないかもね いつの日か思い出すだろう こんな夜があったこと