シャッターチャンスを逃した 同じ景色へはもう二度と辿れない 時計が今を刻んだ この瞬間は二度と訪れない 繰り返せないを繰り返し 色褪せていくのを眺めていた 気づけば歴史になっていた 鼓動、その呼吸 季節も巡って 寒くなりだした秋の夜 寝過ごした箒星の周期は 僕の寿命じゃ届かなかった 次第に落ちていく あの日々の解像度 君の繊細な表情も 忘れようとはしてないのにな 記憶の片隅 微かに覚えてる あの場所なら届きそうな 気がしたんだ 青色の空に掲げた衝動を 気付けば走ってたこの体を 息を切らしてもどうせ 辿り着きはしないけれど 退屈はずっと距離を置いていたんだ 僕は僕をたらしめる正体を きっと今まで 探し続けていたんだろう いいさ、まだいらない 一言で伝わるくらいの ありきたりなものではないから 誰にも見えないところで輝いて 僕だけが見つければいい 始まっていたんだ 泣いて生まれたその日から 感情は僕が知るずっと前から 留められない時間の中 確かに出会えた瞬間は 僕達だけの感動が 間違いなくそこにある 出会いもいつかは別れとなるのに それでも懲りずに求めてしまうんだ 今夜も離れてく箒星はすでに 僕を目指して流れ出していたんだ 先の道のりを想像して 悲しみばかりに目を向けて 上手く動けないこともあったんだ こんな痛みも弱さも 忘れてしまうくらいなら 跡が残るような傷をつけたい 僕が僕に自信を持って いつかは認めてやれるように 変わり続けていないといけないんだ 今更かしこまってなんて まあ柄ではないと思うけど 大切に大切と言えない自分に 興味なんかはないんだ あぁ 正解か不正解か 悩み続けたんだろう 怖がって飲み込んで 選び続けたんだろう 何回も何回も ジオラマを見渡して 見つけた時から 時間は経ったけど 悩んで選んで 手に取ってきたものは 紛れもなく嘘ではない 忘れないでいてくれと 繋いでいく続いていく あの日の箒星のように 願ってる願ってる そろそろまた歩き出してみるよ 話はまだまだ尽きないけれど 気持ちはちゃんと受け取ったぞ また会おうな シャッターチャンスはまたあるさ その上で僕がどうしたいかだ 止まっていられる理由は 一つもないな 僕は僕をたらしめる正体を きっと明日も 探し続けて行くんだろう いいさ 受けてたとう 一言で伝わるくらいの ありきたりなものだとしても この声でちゃんと伝えたいから 今すぐ駆け出していくよ