鼻先をくすぐった 夏草の薫り 風の中泳いでは 夕焼けに消えてった 遊び疲れた汗が 染み込む大地に 伸びていく影法師 夕闇に消えてった 止まらない蝉時雨 かりそめの命を 分かって鳴くのでしょう 最期の声 空に残す 夏の記憶 故郷に立つ 君の笑顔と 色褪せぬ景色 夏に覚えた歌が聞こえる あの日の僕が 繰り返し歌ってる 揺れている陽炎を 追いかけた坂道 夏木立影の中 サイダーと一休み 溢れ出すくじら雲 太陽を隠した 夕立泣き出して 笑っている向日葵 〈interlude〉 夏の記憶 故郷に立つ 君の笑顔と色褪せぬ景色 夏に覚えた歌が聞こえる あの日の僕が 夏の記憶 陽炎揺れる 坂道の上で 夏に覚えた歌を歌えば あの日の僕が またここで笑ってる