茜色に映えている 長い長い一本道 のびる影をゆらしながら おじいさんは歩いてくる 僕はかかとでスキップ踏んで 長い影とオニゴッコ 土のついた大きな手で 僕の頭をなでてくれる あの頃はまだ小さくて 大きなノッポの古時計を見上げていたんだ 空っぽのポッケに転がり込んだ 小石が奏でてくれるみたいに 時を刻む音色を聴かせて おじいさんは何にも言わず 大きな葉巻に火をつける 小さな小屋に聴こえる音は やわらかい靴音と古時計 あの頃はまだ小さくて 大きなノッポの古時計を見上げていたんだ 空っぽのポッケに転がり込んだ 小石が奏でてくれるみたいに 時を刻む音色を聴かせて