茜色に染まる空へ ひとつ またひとつ灯る提灯 浴衣の袖を揺らす風が 夏の始まりを知らせてる 金魚すくい 綿あめの甘い香り 遠くで響く太鼓の音 子どもたちの笑い声まで 今日はみんなが主人公 夏祭りの夜に 願いをひとつ浮かべよう 花火よりも眩しい笑顔が この街を照らしてる 手をつないで歩こう この灯りが消えるまで 何気ない今日という奇跡を 胸いっぱい抱きしめよう りんご飴を半分こして 少し照れながら笑い合う 言葉なんてなくてもきっと 心は同じ空を見てる 盆踊りの輪が広がれば 懐かしい歌が風に乗る 大人になっても忘れない あの日の夏のぬくもりを 夜空へ咲いた花火は 一瞬で消えてしまうけど 胸に灯った優しさだけは ずっと消えはしないから ありがとう 出会えたこと 笑い合えたこと 泣いた日さえ 全部が夏の宝物 また来年も この場所で会えますように 同じ夜風を感じながら 同じ笑顔でいられますように 祭り囃子が遠ざかり 静かな夜が街を包む それでも心にはまだ 温かな灯りが揺れている 夏は終わっても 思い出は終わらない この歌が 誰かの夏を そっと照らす 小さな灯火になりますように――。
