果てに咲いたあなたの華を 枯らすわけにいかないんだよ 気付けばいつも 思い出してしまってるんだ あの日受けた言葉の裏側の造形を 『僕は逃げたんだよ』 胸の端っこで叫んでた 苦しかった 見つめていたあの希望や夢の欠片を 拾い集めた両手は 傷だらけだったんだ 進むべき明日の道標なんて 見えやしないんだよ 信じ抜ける事はあるか? 果てに咲いたあなたの華を 枯らすわけにいかないんだ がむしゃらな今の一瞬が 繋がってくと信じたいんだ 見えない向こうに届くまで 隠していたんだ 貴方に感じた劣等感を 虚勢を張った心は弱さを認めないよ 『僕はまだやれるんだよ』 思考回路の隙間が無くなっていた 知らない内に鋭くなった言葉が 赤く染まっていくのを 見たくはなかった 素直になれないことが嫌になって 投げ出したんだよ 『ああ僕は弱いんだ』 空に描いた理想の自分と かけ離れて会えなかった 悲しみの過去をなぞって 繰り返したよ 辿り着くまで 名もない蕾の 朝日が落ちても 花びらこのアスファルトの上 憧れた人を追いかけて 何十回何百回見失った 今はこの手届かずとも 果てに咲いたあなたの華を 枯らすわけにいかないんだ 瞬きなんて出来やしないだろう 大事なのはこの瞬間だ 嫌いだったあいつの顔なんて忘れた 自分を失くしたから 自信を無くしたんだ ボロボロになって行先も見えずに 足を進めてる これが答えと信じて