取り急ぎ 凄く自然な成り行きほど滑稽だ 濃いめの行為と甘さを控えた言葉に 咳を祓い 水に氷吸わせるように 時には弾いて沈ますように カランを目まぐるしく回す際に下に は容器を用意 これだから新人は見てられない なんて言われ無いように ページを適当にめくっていたのでは 無く 何かを探しているように見えたのは きっと荷解きに似てたから 例えばお宅の娘さんを下さいって時 に 腕組んで足組んで おまけに口までつぐいだあの行為 代わる代わるがなる 家族固唾を呑むかの如く肩すくむ あの時はあの節はこの度は 今までこの繰り返し 見てごらん まどろみを済ませた身 体と身体が離れ行く そこにあるはずの暖かさ だけど皺だけが残された その通り 悩ましさの逆はどうしてこうなんだ 悪さ というのは気付かれない様に するのが風潮ならば 許す と言う行為は如何にして相手 に悟らせ伝える事なのか 押し黙る唇は 今も真っ赤なままだった 風見鶏曰く 春夏秋冬 人目気にせず 回り続けられる理由が 知りたいのだと言う