もう、とうに分かっていた 電源を切ったんだ ト書き通りに飽きたわ 大人になったんだ 短調になっていた 耳を塞いだ ねぇ髪を切ったんだ 嘘をついたんだ あーあ、私じゃなくなるわ レコードを回したんだ あの日と同じスピードで もう今は踊れない。 さよなら春になれば 剥がれ落ちた私も愛せるだろう こうして誰かにまだ 為れないまま季節が巡ってゆく もう、朝になっていた 綺麗に飲み干していた ボトルに花を挿したわ どうしようもなくただ 夜をやり過ごしていた 耳を塞いだ 「ほら、また、そうやって、あーあ」 色香たつ頃は 六日の菖蒲 繰り返して coda 次の指示はまだ? エンディングにある誰かの話 さよなら春になれば 剥がれ落ちた私も愛せるだろう こうして素直にまだ なれないまま涙は変わってゆく 明日もまた憧れるんだ 鏡越しじゃ良く見えないな あの日みたいに恋がしたいんだ 素直なままで居たあなた 誰でもない私が傷んだ かさばる程見えなかった 愛していたいと愛していた 私は私になりたかった さよなら春になれば 剥がれ落ちた私も愛せるだろう こうして誰かにまだ 為れないまま季節が巡ってゆく さよなら春になれば 変わってゆく私を愛せるだろう こうして私にまだ 為れないまま季節が巡ってゆく さよならまた思い出して あの日の涙だけは忘れない さよならをまた繰り返して あなただけは私を忘れないでいて。
