夜風が紡いだ深く黒いドレスじゃ この絵の君には触れられ 無いんでしょう? まばたきの合間に似たその夜さえ 声だけは聴こえていた。 君を探して さざめき隠していた 見えないもの見ようとしたんだな 夜を跨いで 呼吸は幾度もした 深く暗いのに怖くないの 愛し合える痛みさえも 嫋やかに靡かせた その黒には どれだけ描いても 触れられ無いんでしょう? 重ねた度 深くなる その夜さえ この目には映ってしまうから 君を探して その声隠していた 見えないもの見ようとしたんだな 夜を纏って 私は溺れていた 深く暗いのに怖くないの 愛し合いたい孤独でさえも 全てを忘れて 燃えてゆく中で 月の光をただ奏でていた 浮かぶコントラストに影を落とす 私の記憶の中まで 君を探して 君さえ隠していた 見えない程見ようとしたんだな 夜を跨いで 呼吸は幾度もした 深く暗いのに怖くないの 愛し合えたあの夜の様に
