湧き上がるのは目眩く想い キャラメルに似て甘くてほろ苦い すぐに消えて泡に返る 最後に落ちた涙 記憶の欠片を集めて 心に酸素を溶かして 沈んだ深さの分だけ あなたと混じり合えた気がした夜 月の海を泳いで逢いたくて さざ波にただ全てを任せる 寄せては返す愛情に漂う 声を失くした人魚のよう 最後に見せた涙 記憶は変わらず綺麗で 高価な宝石みたいで 交わした言葉の数だけ 夜空に星が光る煌めく夜 月の海を泳げば逢えるかな 滲んだ視界を泳ぐ影に 名前を呼んでも返事はない 瞼にぼんやり光が射し 目覚めたなら無色の世界 記憶に描いた幻 私の中で生きるなら 自分に負けそうな夜は 話しを聞いて欲しい 記憶の欠片を集めて 心に酸素を溶かして 沈んだ深さの分だけ あなたと混じり合えた気がした夜 月の海を泳いで逢いたくて