誰か俺をぶちのめしに来てくれ ロビー・ロバートソンみたいな ギターで この俺の鼻っ面をへし折ってくれ もう一人はうんざりだ 誰か俺をぶちのめしに来てくれ リヴォン・ヘルムみたいなドラムで この俺のこもった耳をぶち 破ってくれ もう一人はうんざりだ 俺の骨の髄の奥まで 侵されてるこのしみったれたブルー どこかの街でふっと出逢いたい 名前のない最高の連中に 誰か俺をぶちのめしに来てくれ リック・ダンコみたいなベースで この俺の頭を取れるまで 揺らしてくれ もう一人はうんざりだ 砂まじりの乾いた風も 汗と泥に塗れたものたちも きっとまだどこかに 残っているはずなのさ どうか信じさせてくれ 誰か俺をぶちのめしに来てくれ リチャード・マニュエルみたいな 声で この俺の淀んだ目をかっ開いてくれ もう一人はうんざりだ 誰か俺をぶちのめしに来てくれ ガース・ハドソンみたいな オルガンで この晴れない空を突き 抜けさせてくれ もう一人はうんざりだ