夕暮れ迫るこの街の 高揚の中 佇んだまま 心の奥の柔らかい思いは 喧噪の中かき消されたまま いつだって所在ない男 往く宛のない思いはどこへ 果てしなく続く堂々巡り 巡り巡っていつか来た道 Try a Little Tenderness シュプレヒコールの嵐の中 悲しげな声が やさしく響く ほんの少しでいいから 思いやりってやつを感じたい 寂しげな声は どこへ届くのだろう 群衆の中 取り残されて 佇んだまま見上げた夜空 柿色の月が輝いて 静かに喧噪を照らし出す 誰かがどこかでこの月に 僕らの代わりに見とれている 盲目な僕らはいつだって 補い合って生きてゆく Try a Little Tenderness シュプレヒコールの嵐の中 悲しげな声が やさし響く ほんの少しでいいから 思いやりってやつを感じたい 寂しげな声は どこへ届くのだろう 声を上げろ 異議を唱えろ 正しい事をやるべきだ いつまでもずっと遊んでいたい ふざけた話で盛り上がるぜ 声を上げろ 異議を唱えろ 正しい事をやるべきだ 不毛な論争はもうよそう 大切なのは君の笑顔 Try a Little Tenderness いつだってなくしたくない想い 悲しげな声が 虚しく響く 正しいことがやりたくて 正しさに戸惑い続ける ねえ、一体どこへ 行こうとしてるの Try a Little Tenderness シュプレヒコールの嵐の中 悲しげな声が やさしく響く ほんの少しでいいから 思いやりってやつを感じたい 寂しげな声は どこへ届くのだろう