むかしむかし おおむかし みどりの森に 首のながい恐竜が住んでいた 頭からしっぽまでが とても長いからか しっぽにけがをしても なかなか気が付かない ある日 友だちとのんびりさんぽ とげとげサボテンのそばを通った そのまましばらく歩いていたら なんだかしっぽが痛くなってきた 「どうしてしっぽが痛いんだろ? 楽しくさんぽをしてただけなのに」 ながいその首を ぐーっと おりまげて 痛みのあるところを探してみた やっと見つけた しっぽの先に 小さなトゲがささってる 取ろうとしたけど うまく取れない しっぽが痛くて ナミダがポロポロ だけど 友だちが助けてくれた 上手にトゲを取ってくれた 「トゲは取れたよ もう泣かないで」 「あリがとう」 うれしくて ナミダがポロポロ うれしくても泣いてる 泣き虫な恐竜