空っぽの空き缶が転がり落ちる 静寂に染まった夜に音を立てる なんだかやけに響いて寂しくなった ひとりの夜にくるまった朝 もう時間はないんだ おとぎ話ならもう要らないんだ 眠れない夜にギターを燃やして 消えない傷でちゃんと教えて 仮面を外して ねえ時を進めて 苦しいだけならもう手を離して 眠れない夜にギターを燃やして 消えない傷でちゃんと教えて 仮面を外して この夜のキスで 全てを変えてしまえたらな 真夜中に電話が鳴る 昔話は今度にしようよ もうすぐ太陽が来る 暗いクライ夜がもういやだ 朝を待つだけの夜がいやだ 朝靄に魔法がとける おとぎ話ならもう辞めたんだ 5時5分前に隣のアラームが鳴って 窓を開ける開ける開ける夜が明ける 目を覚まして覚まして 飛び込んだここは いつかの夢を見ていた 眠れない夜にギターを鳴らして 消えない傷を飲み込んで 仮面を被って もう朝が来るから それでもわたし笑っていたいから 眠れない夜にギターを燃やして 眠れない夜にギターを燃やして 鎖を解いて 裸足になって 夜空を泳いで 今日は月が綺麗だな