君が笑えば町も笑うさ そう 輝く季節の中で きらり尖った冬の空気が もう ふたりを突き剌すような ああ季節は そうさふたりを連れてゆくよ ああ枯れ葉踏んでゆこう そうさ冬の町ヘ 武蔵野のあと赤く染まった空 静かに暮れゆく町で ふたりいつもの場所にすわって もう カラスも帰っちまった ああオレたちを置いて そうさ時間は過ぎてゆくよ ああ枯れ葉踏んでゆこう そうさ冬の町へ 君がどこかで呼んだ気がした もう 輝く季節は過ぎて ああこのまま そうさどこへも行けやしないさ ああ枯れ葉踏んでゆこう そうさふたりの町へ かじかんだ手を繋いだら 君が少しだけ笑った気がした