君に借りた 紙ジャケのCANのアルバムを 破いちゃったことが ずっとどうしても言えなかった 夏の夜の街の色 入り組んだ道 君が好きだったCD屋 今はもう無いらしい ザ・スミスのTシャツを 買ったらしい君は 得意げに笑って少し先を歩く ばらばらの歩幅で彷徨った夜は もう終わってしまった 今はもう懐かしい 懐かしいな 君と夏の夜の街 くたびれたスニーカー 街の片隅で 安っちいイヤホンを耳に夢をみている なんにだってなれる気がしていたよ 誰かに笑われても怒られてもかまわなかった 夜に染みついたあの街の明かりを 何年経ってもきっと思い出すだろう 君と夏の夜の街 君と夏の夜の街