扉に鍵を閉めて 朝靄に触れてみれば どことなく父親の 背中を思い出すよ コートのフード被り いつものバス停に急げば 耳を刺す北東の風と ささやかで透明な グレーの光が 僕を包んだ 煮え切らぬ日々さ 出発はいつも曇り空の下 さぁ越えてみせな 歯を食いしばり 出発はいつも曇り空の下 昨日の夢の一欠片が いくつかの言葉を生んで 心模様が動き出せば ささやかで透明な グレーの光が 始まりを呼んだ 容赦ない日々さ 出発はいつも曇り空の下 さぁ見せてやりな 不器用なままで 出発はいつも曇り空の下 遠く輝き続ける虚構の世界を捨てて 眠気を誘う あの陽溜まりでもなくて ささやかで透明な グレーの光が 始まりを呼んだ 煮え切らぬ日々さ 出発はいつも曇り空の下 さぁ越えてみせな 歯を食いしばり 出発はいつも曇り空の下 越えてみせな 越えてみせな 越えてみせな