だってそんな嘘のような正解 現実なんていらないわ 不意に溶け出した境界線 回り始めてる半回転 逆さまの色彩で 深呼吸してみたなら ぐるりと混ざりだした (マーブル混ざって溶けて) ぬるま湯のプールにダイビング 重力から解放されて 加速していく くらくらと 止めどなく くらくらと 頭の奥 広がってく幾何学模様 「このまま夢見てもいいの?」 「だってそうでもしなきゃ」 「やってられないじゃん」 (姿潜メテ、姿潜メテ) 「うるさい声を聞き流したいけど」 カウントダウンで覚悟決めたら 水面の先へ (3.2.1) シャーベットマーメイド 見せかけのパステルを纏わせ 歩いていくの シャーベットマーメイド 裏腹な台詞も見抜いてよ 「こっちを見てるのは誰?」 「それもわたしよ」 「淀んだ顔で見ないでよ」 「もっと上手く 笑えてるはずでしょ?」 「ここにいることは 間違ってるの?」 「間違ってない、って言ってよ」 「間違ってない、って言ってよ」 そっと閉じた瞼の裏 描く本音と建前 淡く揺らいでるフレーバーに 溺れていたいだけなのに 反射する日差し痛くて 酸化していく手触り もっと深くに もっと深くに もっと (潜り込む底まで) 滞留した言葉の中で ないものねだりも何度目だ? 閉ざした気持ち チカチカと 解き放ち チカチカと 点滅してるシグナルに手を伸ばして ひたすらに泳いでみる 微熱の中揺蕩うの シャーベットマーメイド 枯れ果てた砂漠から逃げてきたの シャーベットマーメイド いつまでも 溶けないままでいたいけれど (3.2.1) シャーベットマーメイド 見せかけのパステルを纏わせ 歩いていくの シャーベットマーメイド 裏腹な台詞も仕草すらも見抜いてよ 小さくつぶやいた ひとりごと ひとりごと 空中に漂った 綺麗事だけ集めた答えはいらない 滲みはじめた液体で この世界の全部が 埋まっちゃえばいいのに