錆びた高架線 夜の海に沈むように いつか見た小説を思い返しては オチもない他愛もない 話になりそうだけれど 君に 話したくなったよ ドライな人混み抜けて きつい香水鼻につく 街は今日も僕に冷たいけど 目にとまった信号の 青は澄んでいて とめどなくなるのはどうして? 二人並んで歩いた道をなぞるように くすむ街灯 煌めいて 浮き足立ってしまう夜 確かにあったこの想いは残ったまま 絵になるドラマの ワンシーンみたいに ならないことだけは 分かってんだよ 浮かんだ二文字と月 重ね合わせ 夢見がちな 私の想いを 君が知ったら どう思うかな? 声がはしゃぐのも 笑顔が増えるのも 君のせいだよ 君のせいだよ もう一歩近付きたいの 変わる事がこわくて 募る 会いたい想いだけが 夜に灯って 滲んでゆく 二人並んで歩いた道をなぞるように くすむ 街灯煌めいて浮き足立ってしまう夜 確かにあったこの想いは残ったまま 絵になるドラマの ワンシーンみたいに ならないことだけは 分かってるんだよ 浮かんだ二文字と月 重ね合わせ