どんな気持ちで伝える事を 止めたのか 嘘で固めて包んでそっとしまって 言った あの日あの時僕は確かに嘘をついて 去ってしまうのは君の方だと僕は 知った 帰りの街角 吐く息は白く 小走り早めて逃げ出す影 離さない君の事 抱きしめてはそう思った 退屈な毎日も他愛ない言葉さえも 暗闇に輝いて眩しく瞼に映る 笑ってた、ただ二人笑ってた ほんの少しだけ僕らには未来が 見えてた ほんの少しだけ僕らの未来は 一緒だった 重なり離れて誰かを想って 記憶だけ残っても熱は 消えていくんだよ 切り取る世界 故に美しく それを僕ら 想い出と呼ぶの 真昼の月みたい 掴めない昨日みたい でも其処にあって 重なり合って まだ照らし続ける 忘れない君の事 目を閉じてはそう思った 抱きしめた温もりを決して 忘れたりはしない 暗闇に輝いて眩しくあの日を照らす 笑ってた横顔に見惚れてた 笑ってた、ただ二人笑ってた