僕が死のうと 何も起きない 此処は光の無い 深淵の都 夢など所詮は泡沫 何者にもなれず 漂うだけの 奈落とも言う底 産まれを呪おうと 言い訳を吐いても 所詮深海の戯言 朝も夜も無い 深淵の都の 誰も気付かない雑魚の詩 所詮深海魚の夢 月光蝶になり 羽ばたきたい 見惚れ 必要とされたい 永遠に叶わない 泡沫 さようなら 身の程を知る 所詮深海魚の夢 月光蝶になり 羽ばたきたい 誰かに 必要とされたい 永遠に叶わない 泡沫 さよならだね 飛ぶ為の羽も無くて 地上で息出来ずに 姿は醜くて 脚も無く この世は 叶う事と どうしても叶わぬ事が 在るのだと泣き噦る 本当は僕が死んだら 少し 少しだけ 泣いて欲しい 深淵の都 仄暗い底 所詮深海魚の詩