あゝ 思っていたよりも 部屋中 あなたの残骸だらけ 合わせた煙草 部屋着代わりのTシャツ 半端で止めてる映画も 最後の恋と言い聞かせてたの 時を止めている七〇五号室 私一人には部屋が広すぎる 格好悪いほどに 真似た習慣が 抜けなくてくるしいの 私にはもう 何にもないのよ 身支度して 闇堕ちて行きましょ 生憎東京、今夜は満天 どうでもいいんだけど きっと出来た人じゃなかった 散々 だらしなさも知ってるし もっといい人はいるでしょう でもあなたは 他にいない 最後の恋ってそう思えたんだもん 思わせぶり、皮肉な丸の内線 あなたの最寄りが好きで嫌いだよ 情けなくて泣けてくるの 会えば許してしまいそうで 怖くて 目が覚めて 連絡来てるかなとか 馬鹿みたい でも引くほどひき摺ってる 生憎東京、今日もため息 どうでもいいんだけど ほしい言葉だけ置いていったね 死んでほしい 時を止めている七〇五号室 最低で最愛な夢の跡 春になればここを出ていくわ 死んでしまいそうになるから 私にはもう 何にもないのよ 身支度して 闇堕ちて行きましょ 生憎東京、今夜は満天 どうでもいいんだけど どうでもいいんだけど…