湖畔のホテルで、ひとり休もう ひとまず、僕はどこにも 行けないとして 額縁に印象派、飾る廊下歩く その時に、僕は君に出会った 『スターシップ』 それがこのホテルの名前 「素晴らしいうちゅうせんよ」 と君は言うが しかし僕はどこにも行けぬまま、 ひとり そして流れるメロディ 備えのプールで泳いだ帰り道 ロビーでは君がソファに座って 「悲しそうな顔ね」 僕にそう呟く 「君もだろう」 と僕は合わせるように 『スターシップ』 どこか遠い星に来たみたい 「少し外を一緒に歩かない?」 二人、林を抜け湖のあたり 君が不意に黙って 『スターシップ』 カティーサークも空いた頃 「私、正しい場所にいるのかな」 急に、部屋の灯りが全て消え 肩に、君の温度を感じ 翌朝目が覚め、君はもういない テーブルの上のグラスはひとつ 湖面が朝日を乱反射させている ここを出て、次はどこへ行こうか