自制を斬れ 覚醒の機は熟した 握りしめた手に宿怨込み上げる 天雲をかき分けて 高く昇る 蒼き陽炎 灼けるような痛みに耐えながら 巡れ 巡れ 己の身体を 嗚呼 守ることもない 何も 迸る力は遠き日の衝動 そこに宿る闘志を燃やし続けろ 荒れ狂う割れた理性が 立ち上る炎の如く 心を探している 迷いを斬れ 遊撃戦の終止符へ 本能のままに言魂を叫ぶ 回想する絶望を 繰り返すままでいられない 支配された 漆黒の歴史に 宿れ 宿れ 残る宿命は 運命を変えた日の仇 目の前で散り去る 君を無くした日から 色の無い塵界をもがき続けて 脆き生命の儚さと 無情にも無力な刃 雷鳴 深く轟く 灼けるような痛みは霧の中 叫べ 叫べ 己の身体が朽ちるまで 望むなら静寂の底へ 迸る力は遠き日の衝動 そこに宿る闘志を燃やし続けろ 荒れ狂う割れた理性が 立ち上る炎の如く 心を探している