悪戯電話かけた 誰かと話したくて 友達はいないから 誰でも良くて 三度目のコール音 その後聞こえたのは 優しげな女の子の 甘い口調 慌てた僕は 思わず言った お願いだから話を聞いて 彼女は死のうとしてた 最後に話したかった 誰でもよかったから ちょうどよかった 神様なんて不思議な 出会いをくれたのでしょう 奇遇だね僕も今さ 死のうとしてたところ 首吊るんだ 理由なんて ありすぎてわからないけど 君もなの? 手首なんて 切りすぎて酷いものさ 顔も知らない二人の夜が そっと朝に近づいて いつの間にか話す内容が アニメに変わった 今日も電話をかけた 君と話したくて 昨日死ねなかったのは 君のせいだ 何度電話をかけても 君は出ないから 多分君は先に 空へと逝ったのかな 首吊るんだ 死ぬ理由が ひとつ増えてしまったかな 君の声 聞きたいな また朝まで話したいな 首吊るんだ 君とまた お話が出来ます様に 空の上 出会えても 顔がわからないけれど だけど彼女は 死んでなかった 昨日の長電話でさ 朝まで話して疲れたから ぐっすりと寝てた 君の夢見てる 顔は知らないけど 彼女夢を見てる 長電話の夢を見てる