二人は気づいてた 交わらない道しるべ 舟の帆は揺れる あの日のビー玉も 大きな海に飲み込まれた あなたも行くのね 読みかけの本は本当は 幸せな終わりだったのに 誰も気づかなかった どうか夜よ明けないで そう願った泣きたい日も いつか忘れていくのかな 悲しみよ消えないで 私を忘れないで 大人になるたびに 心の霧は濃くなっていく でも振り返らないよ お気に入りのカーディガンを 枕にして寝た夜だけは 見たい夢見れるんだ どうか夜よ明けないで そう願ったのは きっと嘘じゃない日を 生きているから 悲しみよ消えないで 私を忘れないで どうか夜よ明けないで 何度そう思える日が来ても ただ歩いて行くよ 悲しみよ消えないで 私を忘れないで どうか夜よ明けないで 舟が見えなくなるまで いつまでも手を振っているから 悲しみよ消えないで 自分を信じていて 悲しみよ消えないで 私を忘れないで