ぐうの音も出ないほど叩きのめされ た 喉の奥のほう 必死に考え抜いた言葉たちが 密かに息を引き取った ぐるぐる目が回る 呼吸すら忘れてしまうほどに 大事にしていたはずの想いまで 同じように息を引き取った 嗚呼 今更 呼吸する意味なんてあるのかな 喉の奥 詰まった声 まだ息をしている”ぐうの音”が燻 っている 声を上げて 振り絞って ここにいるってこと 産声のように意味なんて持たないけ ど ただ気付いてほしくて まだぐうの音 少しだけ息を吹き返した 想いを乗せるにはまだ心許ないけど ここにいたいって伝えたくて ぐうの音が溢れ出す 呼吸の全てを使い果たして 出鱈目な言葉を繋ぎ合わせたら 伝えたかった想いが紡がれた 嗚呼 今なら ここで呼吸する意味がわかるかな 喉の奥 絞った声 無理矢理息衝いている”ぐうの音” が歌っている とうに消えたと決めつけていた 忘れた振りはもう止めた 今でも息をしている “ぐうの音”の言葉たちが まだ 声を上げて 振り絞って ここにいるってこと 産声のように意味なんてわからなく ても ここで歌っているんだ ただのぐうの音 消えかけた想いを乗せた声 呼吸をする意味は全て”ぐうの音” に託して ここにいるんだって伝えたくて
