体を囲う虹の糸が 見えているのはあなただけ 天国くらいに磨り減って 光を通す あなただけ 思ったときできた 肌から臓が 着くずれ 文字を待つ そこら中 嫌われそうな 暗いたまりを翻して また重ねる指の 隙間から 知らない人を浴びたら 水平線まで 体が溶けている海のそばに わたしも少しは近づけるのか な 泡立てたらなくなるものが 見えているのはあなただけ ふつに白んで柔い嘘を 嫌ってるのは もしかして (あなたの肌理にちかづく時 見えたものから見ないように) エア が象るみたいで それでも 触れてみたい 触れてみたい から もう知ってる から わたしのこと から 頭が光 から 離れていく から わたしたち ぶつかる嘘たちの重さを思い出した ら 幻の体になる 明かりが瞼弾く音が 聞こえてるのはあなただけ 天国くらいに遠くから 頭を掴む 色のない えずきがわたしを直しても 愛しているわ もしそこに祈りがなければ どこまでも いつまでだって 難しい美しいあなたの 役割が 生きれる場所は