琥珀色の瞳輝かせて人を避け歩く 気を使う自由にもそろそろ疲れた頃 なのです。 無理に理由を付けて、 逃げ走ったのに 値札の無い私は今日も死んだみたい 私は黒猫、名も無い野良猫 暖かい場所に未練はない 自由を夢見て旅立った、 もう帰る場所なんてない。 理想とは違い自由には犠牲が付き物 で 首輪を無くす事を少し後悔する日々 です 笑顔も失った貴方はもう居ない 貴方に嫌われた、 独りで歩かなくちゃ 私は除け者、嫌悪の象徴 人の眼に映ってはいけない 期待も感じない、哀れさも無い 夜に紛れて今日も眠る。 私は誰なの...? もういいよ。 私は何処なの...? もういいや。 気まぐれな空は晴れた 私は黒猫、名を捨てた野良猫 「みゃあ」と鳴くことすら忘れたよ 信じた貴方ですら私を見放した 私は黒猫、名も無い野良猫 暖かい場所に未練はない 自由を夢見て旅立った、 もう帰る場所なんてない。 私は黒猫、名も無い野良猫 暖かい場所に未練はない 傍に居る方が辛いことに気付いたの 偉いでしょ? また名前を呼んで欲しいよ。 甘える事も出来ず青い空の下を飛び 出した すれ違う理由にもそろそろ気付いた 頃なのです。