はった はった ちやう(ちょう) ちやう(ちょう) はった はった ちやう(ちょう) … うち重ねたる 鎚(つち)の音(おと) 天地に響きて 夥(おびただ)し 表に彼(か)の名 裏には我が名 打つのは鐘 打つのは心 打つのは博打 打つのは芝居 相槌打ち打ち あど打ち打ち 影(よう)向(ごう)の狐 銘を打つ 相槌打ち打ち あど打ち打ち 依代(よりしろ)の刀 脈を打つ はった はった ちやう(ちょう) ちやう(ちょう) はった はった ちやう(ちょう) … あどうつ聲(こえ)は 唄となり 叢雲(むらくも)晴れる 空に響(とよ)む 表に彼(か)の名 裏には我が名