欠けた月を眺めて ただ一人で息をしてた 水を臨むこの窓から 今静かに夢見る 寄せては返し攫うの 大事な砂粒 足跡 同じ時間 重ねるたび 愛しい欠片達が底を埋めてく 運命なんて直ぐ変えてやる 音色を奪われて 膝ついた 「生き急がせて?」願うの 欲しくない 在るのは此処だけ 幾度も足を取られては 沈み 浮かんでく この身も凍えそう 運命なんてもう変えてやる 波に攫われた文字を書いた 見えぬ月を見上げて ただ二人で傷を舐めた もう少しで追いつくから 今微かに目醒める 彼は誰時の祈りも 交わし合う思いは此処だけ のびてゆく影 見てた 完璧には合わないピースも そんなものだと笑って 同じ時間 重ねるたび 愛しい欠片達が心埋めてく 運命なんて今変えてやる 救いのない夜を泡にして 満ちた月みてた 過去には戻れないの