夜を織りなす影に 身を寄せた二人の肩をかすめて なびくカラスは 世界の秘密を知ってる 胸に積もるやるせない 無気力をかわしビルを抜け 海岸線走る白く 低いフォルムが薄明るみ あの車のトランクの中に 忍び込んだ彼の羽根に 都市の夢を託す 開け放つ 夜に重ねた光 望むような答えはいつも出なくて はにかむほどの 小さな気付き それだけ あのカーブ曲がらずにすり抜け 飛ぶくらいをすればよかった 淡い月の下に 宙を舞う 夜を織なす影に 身を寄せた二人の肩を掠めて なびくカラスは 世界の秘密を知る 夜に重ねた光 望むような答えはいつも出なくて はにかむほどの 小さな気付き それだけ ♪