ブルーに溶けたシティライト スクロールするように過ぎる季節 あなたと三度目のサマーストーリー まだ序盤のシークエンス イヤホンのブルートゥース 途切れたように胸が跳ね 伏せた瞳の奥に 秘密めいた「好き」瞬いて ふいに絡められた指先 残した余白が埋まっていく ネオンブルーのシャツが揺れ 日焼けの肌に映す あなたのカラーコード もっとニアサイドで呼吸重ね 今を上書きして 今を続けたい 夕暮れの浜辺に差す光 ガラスボトルに反射してきらめく ベタなフィクションみたいな ラブストーリー描こう パラソルに見切れた空から 偶然が落ちてきて恋になった 小さな貝殻をポケットに 光閉じ込めたまま歩いてく 泳ぎ疲れたからだ並べ 砂の匂いと繋がるシルエット 思い返した出逢った日のこと 言葉にならず涙零れた 街灯を追いかけて 遠回りでも立ち止まらない 黄昏の陽炎が揺れ 真夏の星空が ビルの隙間に歪んで そして今日が終わる時 ひと区切りつくカタルシス ふいに見返すアルバムに あなたのいないページがあっても いつかこの写真を2人で見る そんな日があるはずだって 思い描けば寂しくなくて リピート設定のプレイリスト お気に入りのシーンの笑い声は 同じ波形で途切れずに響いてる また明日を何度も信じて 笑顔をアップデートする ふたりの夏瞬く思い出が 未来に届くように これから何度も 同じ空を見上げて 同じ音を聞いて 連名サインを残す 今年も駆け抜けた夏 奇跡の軌跡をアップロード 神様も解読できない 鉄壁のシークレットコード この手を離さず リロードし続けたい ふたりで見つけた星の砂 エンドロールにはまだ早い
