停車場を離れる時 きみは大きく手をふり 窓の外でなにか叫ぶ 声はもう届かない 眩しさのど真ん中でぼくらが 守られるように笑った日々は 青春だと 涙がおしえた ひとりきりのさびしさが ぼくらの正体だ 今わかる 大人になるってこと きみとすごした物語に 今はさよならするけれど 最後のページは 未来のためにとってある 見知らぬ街は自由で 行き先もわからずに ポケットの中の鍵が 今はすこし冷たい 喧騒のど真ん中で自分が 一体誰で何になるのか ときめきさえ 試されている いつかまたきみに出会えたなら僕は 夢の話しはせずに 今を書き留めたい めくりめく日々がはじまりを 告げる同じ空の下で のばした指先 また会えること知っている 手と手に伝う鼓動感じた きみもぼくもひとり ふたり別々の街で ひとつになる ひとりきりのさびしさが ぼくらの正体だ 今わかる 大人になるってこと きみとすごした物語に 今はさよならするけれど 最後のページは 未来のためにとってある