もしも僕だけ 過ぎた時間の 記憶を持って 過去に戻れたら あの時は気づかなかった 君の願いを全部 叶えてあげるよ 哀しかった出来事も みんな忘れてしまうだろ だけど どんなに大切なことも 持って行かれないだろ だから 神様 お願い もう少しだけ 幸せな時間を 味わわせておくれよ 歩くくらいのスピードで 夕陽が アスファルトに溶けるくらいに 静かに 儚く 消えていくから そうさ 都合良くはいかないね 記憶は全て 嘘の塊だ あの時は気づかなかった 君のためだと 僕は言い聞かせてた 楽しかったことも みんな台無しにするだろ だけど いつかは 良い思い出と 思ってくれないかな だから 神様 お願い もう少しだけ 幸せな時間を 味わわせておくれよ 歩くくらいのスピードで 夕陽が アスファルトに伸びてくくらいに 静かに そっと 消えていくから 時を戻す針を グルグルと回してみるよ 僕だけが覚えてる 僕だけが知っている それだけでいいから 神様 お願い もう少しだけ 幸せな時間を 味わわせておくれよ 歩くくらいのスピードで 夕陽が アスファルトを染めるくらいに 静かに 儚く 消えていくから