現実を語らなきゃ 話は聞いてもらえないから 言葉なんて後出し 正解しても枠内 気持ちの奥に建つ ホコリ被るビジョンの核 錆をみがき落とし 研いで光る色味 ひと息を起点に 放つ声が転機 たじろぎ病みそうに過ごし うつむいた日々 想い宿し 散らかる雑踏に なじんで潜む昨日に 背を向き目を拭き ひとり 口にして 始まるストーリー 誰かを揺さぶるのは 肖像より 目の前の態度だ 言い切ることで響く 「できる」を人は聞く 心の奥底から 湧きあがる自信ならば 緊張や嫉妬は去り 背筋は陽だまり ひと息を起点に 放つ声が転機 悔しく虚しく沈む 消したい過去が光り 進む 高く飛ぶんだ 戦士 孤独に勝った剣技 陰りが続いた心身に 「やり抜く」と宣言した日の意志 ひと息を起点に 放つ声が転機 地道に描いた名シーン 理想さえ軌跡 少しずつ目指し 苦痛も飲み 夢にはしない 約束の地