初めて着る 無垢の色 騒ぐ好奇心 躍る思考 解ける杞憂 他人の視線が遠く滲む 意味もなく笑みに 強さを求めた日々 斜に構え視線を向け 苦手な被写体 睨むくせ 膨らむたび 締まる黒を選び 楽しむこと以上に 隠したい容姿 逃げ道さがしは得意 「仕方ない」「現実だ」とつい 初めて着る 無垢の色 腐る態度に 親しみを 半信半疑 鏡の前 気恥ずかしく 誰もが定番と知ってる 未知に恋して 照りつける 謙遜は停止 向かうのは 焦がれ咲くステージ 踏み出せば大抵 挫折は ただの実験 沈んで悔やむこと 繰り返す 成長の混沌 正解は無限に 通り過ぎ不誠実 幸せへの橋は 自らが可視化 「普通が好き」と呟く昨日に 「違いが正義」と翻る今日に 明日の予想なんてやめ 注ぐ愛の先なんて勝手 初めて着る 無垢の色 宿す肯定感 踏み出し飛ぶ 覚ませ 自由 身を晒したって 自分らしく 誰もが定番と知ってる 未知が 新章を指し示す 葛藤を制し 輝いた 自分だけのBeige 輝いた 自分だけのBeige