涙滲ませ 尚も強がる意味 何に怯えて 何を守るの…? 似せかけで 見せる姿形なら 不意を捉える余計な この瞳を無くして 闇雲に彷徨う 儚くも曖昧を 掴み受くその手を 待ってしまう 探して 深く 深く 消え残る私なら 身も置けるキレイなモノを見せて 偽りさえ 隠し通して 何時かに埋もれてく 『願い』『真実』 故に哀しい… 空想の中で 繋ぎ合わせては 夢に理想を掲げる 都合のいい『名作』 地へ下がる指から 零れ伏せる雫を せめて忘れないで どうか どうか… 撰ぶべき術は無く ただ拒むとしたなら ヒザを抱え 独り 堕ちる夜は もういらない 涙滲ませ 尚も強がる意味 何に怯えて 何を守るの…?