急ぐ足音が 埋め尽くす夜に オレンジの光は 曲がり角の劇場 螺旋階段が 音に誘われて 浮かれて踊りだして そのままかかる魔法 ひとり 揺られ 気紛れの旅路 焦り 駆られ 心だけの逃避行 刻む時計さえも 競いあう夜に ブラウン管がうつす 懐かしげな映像 色褪せた写真が 音に誘われて 浮かれて踊りだして 儚く散る幻想 ひとり 揺られ 出遅れた今を 走り 重ね 繰り返すのは夢遊病 ひとり 揺られ 人混みに飲まれ ひらり 降られ 夜風に溶ける初雪 ひとり 揺られ ひらり 降られ ひとり 揺られ ひらり 降られ ひとり 揺られ ひらり 降られ