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こがれびと

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9
  • 2019.05.10
  • 4:30
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歌詞

放課後の鐘 どこかで鳴る 休日も暮れて 遠い目をした 猫の肩に 傾いて 揺れて さあ 重ねよう 声を けむり空に 包んで 小麦色の顔 崩して 歌えるよ きっと 風は僕を置いて 坂を登って 緋色になって 見えなくなった 帰りのバスを かがんで待った 街のにおい 枯れ草に混ざって 鳴いてたって 分からないって 君を諭した 夏の記憶が なぜか浮かんで 会いたくなった あの日みたいに 素直な君と ほとりを舞う 虫の音に ざわめいた木陰 等間隔の 道明かりを 足早に 駈けて さあ 重ねよう 夢を 空の国の使いが 焦がれ人たちの想いを 叶えるよ きっと 月は弧を描いて 坂を登って 緋色になって 見えなくなった いつものバスが 橋を渡って 街のネオン流れて消えてった 眠れないで メールし合った 他愛もなくて 終わりもなくて 寝ぼけた顔で 毎日会った あの日みたいに 戻れたらいいな 風は僕を置いて 雲をちぎって 冷たくなって 夜を運んだ 鳴き虫バスが 不意に止まって 街の向こう 星が流れてった 遠ざかって 胸が詰まって だけど笑って 振り向かないで 君と過ごした 幼い僕に ありがとうって つぶやけるように

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