暗い部屋の隅 小さな地図を 覗き込んで うずくまって 見た世界は 大人になれば 目が覚めるように 変わると 信じていた 耳鳴りが 交差する 薄紅の闇の中で 旗を翻すのは 今だ 鎖を噛み切れ 負け犬では終われない 時の抜け殼 脱ぎ捨てて朝は来る 開かれてく扉は どこまででも 続いている 謎の奇跡に 加速してく知恵熱 明日はきっと 満ちている 暗い海の底 一人手探りで 進むような すくむような 出来事でも その気になれば 目が慣れるように 変わると 信じていた 海鳴りも聴こえない 場所で かじかむ手つないだ 良く似た目をした二人 時の抜け殼 脱ぎ捨てて朝は来る あの日に見た光は どこまででも裏切らない やがて消えてく 卜ラウマのようなセラピー 明日はもっと 満ちている 時の抜け殼 脱ぎ捨てて朝は来る 開かれてく扉は どこまででも続いている 謎の奇跡に 加速してく知恵熱 明日はきっと 満ちている