疎外された世界の中 ヘドロ纏う日々に捕らわれ もう 窒息しそう もがけばもがくほどに絡まり 抜け出せぬまま 整列しろ 彼は言った どうして? 私を指す 吊るされては 嘲笑われ 酷く溶け爛れゆく Different/Namely/Abject 剥がれ落ちる皮膚を忌み嫌う 噛み千切れど消せやしない異色 怯えながら影を探し 光の届かない場所へと 今 闇に抱かれ 誰にも見つからないように 涙と眠る 晴れ渡った 青の下で 土よりも深き地中で 雨の夜を待ち侘びていた 震えながら待っていた Different/Namely/Abject 頭を支配する 吐き捨てられた声 お前なんて いらない いらない 私なんて いらない いらない 嗚呼 私だって生まれたくて生まれたわけ じゃない いっそ 無になれば 何も感じることない 嗚呼 それなのにね まだここにいる どうしてなのかな きっと 生に縋り 繰り返す虫の息を Different/Namely/Abject 剥がれ落ちる皮膚を掬った 滲む血は愛に飢えていた 叶うのなら 少しでいい 喜びに触れてみたいよ そう 母の胸で はしゃいでた幼き日のように 疎外された世界の中 ヘドロなど飲み干していくわ 嗚呼 窒息しそう それすら愉しんでみせるわ 何かを探し 何かを求め 私が生きる