山道に沿って 車を転がし 湖のそばで 空気を吸い込む 青く光る鏡のような 水の上を船は滑る 忘れてきた昔のこと 辿るように沖へ向かう僕は どこへ舵を切れば 君のもとへ着けるのか 泡の先にいる 見えない姿を見たくて 魚群探知機の アラームとともに 両手いっぱいの 荷物を解こう 白く光る針と糸を 水に沈め返事を待つ 伝え切れないほどの気持ち 込めた手紙 届けるように 宛名なんてなくても 彼方の君のこと想ってる 風の向きを読めど 心までは読めなくて 寄せて返す波が 言葉のように消えてゆく Letter in the water 泡の先にいる見えない姿は 腕をすり抜けて… グッバイ、また会おう