~♪~ ゆうらりと山際に のぼり来る十三夜 薄絹をまとふ如く 銀色(しろがね)に光降る 風も無き雲路に 静静心細く 思ひ出の縁取りの ほつれゆく音のあはれ ふるさとは 既に遠く日ぐれて尚 道遠し たおやかな 月の光に 知らず知らず 涙 零る 未だ見ず流星の 落ちゆく 日天(そら)の涯 独り寝の窓辺に聴く 君を恋うる歌 ~♪~ オルフェウス 或いはセレネの母 ティアの形見 一年に4センチ 遠ざかりゆく恋 ふるさとは 遙か遠く日ぐれて尚 道遠し 振り向けばかくも長き 迷い道に 人も絶へ 君を知るや言の葉に 尽きせぬ 恋の行方 ゆうらりと山際に のぼり来る十三夜