止まぬ雨に濡れた花 息を潜め 舗道に咲いた 気づかれても 気づかれなくても 希望だけは曖昧なまま ほら、また風が通り過ぎてゆく 花びら ひらひら 流されるままに 歩いてゆけば この道の先に 淡くかすんだ光も見えるのかな 明日は 明日は どんな色だろう 虹が架かるような 朝は来るのかな 明日へ 明日へ また手を伸ばす 探し物が何か 観えないまま 強い風に吹かれてる この涙も渇くのかな 背負った荷物 重すぎて 立ち止まって膝を抱いた 些細な声で凍える夜 温めあう笑顔の文字 ほら、また月が顔を変えている 心は ゆらゆら 眠らない星見つめ 進んでゆけば 誰かの胸へと 何かキレイな想い出 届くのかな 明日を 明日を 待ちわびながら 可愛い色つけた 蕾のように 心は 心は ただひたむきに どんな瞬間も そっと感じてる 雨上がりの夜明けには どんな涙も渇くかな ああ、時計の針はもう 次へ 次へと急かす 誰かのためにまた 泣いて 笑って 忙しい日々で 何処へゆくの 此処でいいの? 明日は 明日は どんな空だろう 晴れでも嵐でも 陽はまた昇る 明日へ 明日へ また手を伸ばす 誰もがせつない祈りの中で 雨上がりの夜明けには どんな涙も渇くから