それはよく晴れた日の午後で 広い芝生のある公園 白いペンキの塗られた ベンチに座りながら あなたは遠くを眺めて 「幸せはどこまで続くの?」 と呟いて瞬きの中に 涙を閉じ込めた 明日のことは僕も 教えてあげられない まして十年後の二人のことは 僕らが生きられるのは 今この瞬間だけ だから永遠を放棄して 今あなたを抱きしめる 走れ 走れ 僕の自転車 あなたを乗せてどこまでも行く 夢が夢で終わらないように 「運命」のせいにしないように 青空の下 花咲く丘へ 僕ら進み始めた <♪> 僕の心 あなたの心 結ぶ糸をギターのように 弾いて鳴らしたら どんなメロディーができるかな しっかりと手を繋ぎながら 楽しい曲を作っていこう 決して美しい音色でなくたっていい さ 始まりには必ず終わりが訪れる 咲いた花はいつの日か散るだろう だけど僕らは悲しい 歌を歌うためだけに この世に生まれてきた訳じゃないは ずだから 走れ 走れ 僕の自転車 あなたを乗せてどこまでも行く 僕らなりに描いた夢が 誰かにとって馬鹿みたいでも 僕らの夢は僕らにとって 輝く真実なのです <♪> 走れ 走れ 僕の自転車 あなたを乗せてどこまでも行く たとえ辿り着くその場所に 哀しい雨が降り続けても 僕があなたを力の限り 尽くし守ってみせる