ねぇ、さっきこの手は 貴方の理想の話 他の手を離してまたすぐに 悪い人ね さっきまで合っていた この手はまだオレンジ色で こんな私にですら神業ね 優しい嘘に守られ縋ってみて 今も同じこの手で 他の貴方に想いを重ねては彩る 降り病まない雨にそっと瞳を閉じ 甘い夜に 舞台袖の脇役には ちょっと荷が重すぎたね 過去を知りながら そっと慰める後ろ姿 同じ夜も止められない きっと ずっと そっと騙らせて さっきまで言っていた 言葉は誰かのもので この営業はもう閉店です だからね ほら本当はもう会えない二人でも 気休め程度なら代わりにしてあげる 降り止まない雪がそっと積もる 曖昧な夜に 差し出しても散らばってく ソーダに浮かぶ泡の様に 気休めに飲み干す 嘘ばかりの安売りより 心までは差し出せない きっと ずっと そっと 騙らせて 身の程知らず 馬鹿 遊びだから 優しい嘘に守られ縋ってみて 今も同じこの手で 他の貴方に想いを重ねては彩る 降り病まない雨にそっと瞳を閉じ 甘い夜に 舞台袖の脇役には ちょっと荷が重すぎたね 過去を知りながら そっと慰める後ろ姿 もうずっと起きないよう もっと ずっと そっと 終らせて