"春"といえば桜 "星"といえば願い ひとり閉じる瞼 脳裏を過る あのメロディー ひとつの言葉で 浮かぶイメージ 記憶の根が ここだと叫ぶ "街"から浮かぶは 今でも不思議と きみの背景 忘れられないこと 忘れたいこと 祝いも呪いも全部抱えて 私の来た道 物語たち いつも ここに 見慣れた住宅地 並ぶ 家型の世界 ドアノブの表紙で 始まる 見知らぬストーリー みんなそれぞれに 掻き分く夢路 誰が偉いわけでもなくて 当たり前のこと それなのになぜか ふと見失う 幾千の瞬間 沢山の言葉 縦にも横にも重なっていく すべて包む街 今でも 常に 行ってきますも さよならも 好きも嫌いも ここで 芽吹いて ここに 種落とす 未来へ 忘れられないこと 忘れたいこと 呪いも祝いに さあ塗り替えて これから行く道 物語たち きみと ともに 伸びる 朝顔 名も知らぬ 誰かのスタート音 めぐる 太陽 繋いでく 今日のこの足音