流れる涙の理由が 苦しみと恐怖の その先に何を望むの? 突き進む人が言う「明日のため」 自らの正義は止まれない 逃げ惑う人が言う「守るため」 風の中 炎に飛び込んでいく 奮い立たせる意志の中で明日へ 向かう 無秩序な炎 傷付け合い 無駄な境界線さえ無くし嘘をつく 争いの果てに たとえ代償があろうとも 決して痛みは消えない 数える命に 対岸の火事だと思えない またどこかで火は燻り 環境が違えば価値観もそう 違う事 否めないそうだけど 折り合いもどこか見過ごしたまま 引き返せない時を進み続ける 生まれるもの 消えゆくもの 命の‘戦評’ 降り注ぐ痛みの感覚さえ無くしても 手に入れるべきものなの? 誰かに聞いた映画のような 物語でさえも 決して遠くない世界 約束など善悪を見失う身勝手な 不時着の逃げ道のようで 僅かな希望を 抱くことさえままならない世界 被害者も加害者も時代が生み出した 1つの「過ち」 何かを得るため 何かを犠牲にする以外 何も見出せないのか? 天国を描いても1つの穴に落ちれば 地獄へと落ちるのか? 敵味方 血を巡る螺旋 未来にどこまで 「人」を求めて行ける? 勝手気ままな正義の「希望」 であろうとも 捨てられない